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こころの悩みを相談するということ

●こころの悩みを相談してみる

カウンセリングルームを訪れた方から
「みな自分で解決している。だから、自分一人で解決しないといけないと思った」
「たいしたことではない、自分だけが大変なわけじゃないと思った」
といった言葉がしばしばきかれます。

私たちの頭から離れない悩みごと、何度も思い浮かんでしまう考えごとは、決して「たいしたことではない」ことではありません。
大人はみな、これらのことを一人で考えて、解決するべきなのでしょうか。悩みも悲しみも全て自分で抱えて、一人で考えていれば、いつかは解決が見えてくるのでしょうか。

(1)自分一人で解決しないといけない?

人に相談してしまったら、「ダメ人間だ」とか「頼りない人間だ」とかいうことになってしまうのでしょうか。それとも、相談する相手に「弱い人間だ」と思われてしまうでしょか。
人に相談するということは、「ダメ人間だ」とか「頼りない人間だ」ということにはなりません。人に悲しみや苦しみを見せるということは、「弱い人間だ」ということにはなりません。誰に相談してもいいし、何人に相談してもいい。そして、良いと思ったら誰かの意見をとり入れてもいい。たとえ誰かの意見を選択したとしても、その選択をしたのは自分なのです。だから大切なのは、「決めるのは自分である」と知り、そして「決めた結果を自分が受け入れる」ということなのだと思います。

(2)たいしたことではない、自分だけが大変なわけじゃない?

自分とまったく同じ経験して、まったく同じように感じている人はいません。ならば、あなたが感じている葛藤や痛みが、どうして「たいしたことではない」「他の人も同じ経験をしている」といえるのでしょうか。あなたをそれだけ悩ませているのだから、あなたにとって特別な経験であることに間違いはありません。

もしも自分をとらえて離さない悩みごとがあるのならば、まずは身近な信頼できる誰かに話してみましょう。愚痴になっちゃうかな。それでも良いでしょう。「自分で解決しないといけないこと」なのか、「たいしたことではないこと」なのかが、わかるかも知れません。誰かに話したことで心が軽くなって、やはり「たいしたことではなかった」と思えるようになるかも知れません。

●心理カウンセラーにこころの悩みを相談してみるということ

「カウンセリングに行くほどの悩みではない」と思っている方もおられるかもしれませんが、どんな悩みでも、ひとりで悩んで、同じ考えがぐるぐると繰り返しているようであれば、一度カウンセリングを受けてみたら良いと思います。
心理カウンセラーは、お話をうかがいながら、その悩みごとを整理するお手伝いをします。考えがごちゃごちゃで、人に話せる状態ではないと思っていたとしても大丈夫です。カウンセリングの場で「言葉にする」ことで、なんだか渦がとけてすっきりしていく感覚を得ることができるでしょう。

私たちをとらえて離さない悩みごとは、私たちを苦しませ、落ちこませます。しかし、それは悪いことばかりではありません。私たちの成長や変化のタイミングを教えてくれているのです。
人は日常を生きていけば、誰でも、その年齢や環境の変化によって、様々な課題に直面します。意見や価値観の合わない人たちの中で、どう一日を過ごすかということも課題のひとつです。
なんとなく流され過ごしてもいいでしょう。適当にやり過ごしてもいいのかもしれません。でも、もしその悩みごとが、あなたを捉えて離さないならば、そのことから目をそらさずに向き合うことを、あなたのこころが望んでいるのかもしれません。

「気にしない、気にしない」、「パーっと騒いで忘れちゃおう」、「あなたよりもっと大変な人もいるのだから」、「もっと楽しいこと考えなよ」なんて言葉では片づけられないこと。
そんな悩みに向き合っていくこと、それが心理カウンセラーにこころの悩みを相談するということです。